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ホイッグ党(ホイッグとう)

Whig ・〔イギリス〕イギリス,自由党の前身。1670年代末に王弟ジェームズ(のちのジェームズ2世)を王位継承から排除する法案に賛成する人たちで結成。反対派から「スコットランドの暴徒」をさす言葉で呼ばれたのが党名の由来。大地主を中心とする党であったが,トーリ党に対抗しつつ,商工業者と非国教徒の利害に配慮した政策を推進し,18世紀にはウォルポールのもとで優位を占めた。産業革命後の1830年代から選挙法改正をはじめとする自由主義的改革を推進し,自由党結成の主要勢力となった。・〔アメリカ〕反ジャクソン派が1830年代初めに形成した政党。初め国民共和党と称したが,まもなくジャクソン大統領の「専制」に対抗するという意味でホイッグと称するようになった。50年代の政党再編成期に姿を消した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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