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インドラ

Indra インドの神。『リグ・ヴェーダ』において最も多くの讃歌がささげられている。神々の王としてアーリヤ人の敵を征服する英雄的な神。神々の飲み物ソーマを飲み,水や牛を囲い込む悪竜ヴリトラなどを,稲妻の武器ヴァジュラで殺す神話が最も有名。宇宙創造,秩序の回復の神話と解釈される。のちのヒンドゥー教では東の方角をつかさどる神となる。仏教に取り入れられ,帝釈天(たいしゃくてん)として知られる。インドラの座は天界の代表で,現在の民間伝承にも登場する。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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