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印僑(いんきょう)

インド系の移民をさす。18世紀末以降の移民の大きな特徴は,イギリス植民地の発展に応じて展開したことである。多くはクーリーと呼ばれた隷属的労働者で,西インド諸島,スリランカ,マレー半島などのプランテーションで労働についた。また植民地経営に結びついた下級官吏,商人などもいた。近年の特徴は,欧米への頭脳流出ともいうべき科学者や医師などの移民である。特徴としてコミュニティ別の分裂が移住先でもみられる。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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