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カリブ海政策(カリブかいせいさく)

Caribbean Policy アメリカが20世紀初頭にカリブ海地域の政治的安定を図るために実施した干渉・介入政策をいう。パナマ運河の建設を契機に戦略的重要性が高まったこの地域の秩序を守るために,アメリカはドミニカ,ニカラグア,ハイチなどに海兵隊を送った。西半球におけるアメリカの「国際的警察力」の行使を正当化した「モンロー主義のローズヴェルト系論」(1904年)は有名。中南米諸国の反発にあい,30年代に武力干渉を控える善隣外交に代わった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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