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カラスク文化(カラスクぶんか)

Karasuk 前2千年紀末~前1千年紀初め,南シベリア,中央アジア北部に広がった青銅器時代後期の文化。ミヌシンスク盆地,カラスク川沿いの古墓から命名。アンドロノヴォ文化よりも牧畜の比重が高くなり,土器は丸底が多くなる。青銅製の短剣,斧,ナイフがつくられ,しばしば装飾的な動物像がつけられた。それらの武器や鹿が彫りこまれた人間像(鹿石)はモンゴル高原や中国北部でも発見されている。スキタイ文化の起源の一つとも考えられる。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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