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カノッサの屈辱(カノッサのくつじょく)

Canossa 1077年,叙任権闘争の過程で皇帝権が教皇権に屈服した事件。ドイツ皇帝ハインリヒ4世は76年教皇グレゴリウス7世と争い,教皇の廃位を要求して破門された。皇帝はドイツ諸侯の支持に確信なく,廃位されることをおそれて,北イタリアのカノッサ城に滞在中の教皇を訪ねた。改悛を示す服装で3日間待った後,赦免を求めて許され,破門を解除された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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