何応欽(かおうきん)
He Yingqin 1890~1987 中国の軍人。貴州省興義県の人。日本の陸軍士官学校卒業。帰国後,革命運動に参加し,辛亥(しんがい)革命,国民革命に加わる。1928年,蒋介石(しょうかいせき)のもとで参謀長となり,35年には軍事委員会北平分会主任として日本との軍事折衝にあたり,梅津‐何応欽協定を結ぶ。日中戦争中は軍政,軍令の要職を歴任,44年陸軍総司令となる。45年国際部長,49年行政院長に就任したが,上海失陥のためまもなく引責辞職。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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