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カイロ会談(カイロかいだん)

第二次世界大戦中,1943年11月23~27日カイロで,アメリカ大統領ローズヴェルト(フランクリン),イギリス首相チャーチル,中国主席蒋介石(しょうかいせき)による会談。その内容は翌12月1日「カイロ宣言」として発表された。ここでは日本の無条件降伏を要求し,降伏後の領土については,第一次世界大戦以後に日本が得た太平洋の島嶼の剥奪,満洲・台湾・澎湖島(ほうことう)などの中国への返還,朝鮮の自由と独立,の方針が表明された。なおテヘラン会談後再び3国首脳はカイロに会し(第2次カイロ会談),ソ連の対日参戦の意向を考慮し,対日作戦の若干の変更(ビルマ作戦中止)が決定された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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