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絹馬交易(けんばこうえき)

茶馬(ちゃば)貿易(宋の茶馬司に由来する)という語とともに,中国と北方や西方の遊牧社会との間の,主に平和時の関係を強調して示す用語とその実態。古くは漢と匈奴(きょうど)の関係に始まり,相互に必要な物品を交換した。朝貢関係として中国史料に記録される事例が多いが,馬という草原の特産物によって農産物や金品を得ようとする遊牧社会側の積極的な意図が注目される。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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