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現象学(げんしょうがく)

ヘーゲルでは精神が自己を実現してゆく現象体系をさすが,ふつうはフッサールの哲学の立場をいう。意識の主体的側面(ノエーシス)と客体的側面(ノエマ)を相関関係としてとらえ,意識を純粋意識にまで還元して,本質直観という高次の認識を見出し,哲学に学問性を確保しようとするもの。人文系の諸学,特に美学には大きな影響を与えている。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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