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経験論(けいけんろん)

empiricism 抽象的・一般的な原理ではなく,個別的・具体的な経験的事実を認識の基礎に置こうとする思考態度。その萌芽は古代ギリシア哲学にみられ,中世の普遍論争における唯名論も実在する個物を論の基礎に置いたが,歴史上特に,大陸合理論に対するイギリス経験論をさして使われる概念。それはベーコン(フランシス)に始まり,17世紀のホッブズ,ロックをへて18世紀のバークリー,ヒュームで絶頂に達する。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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