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極東国際軍事裁判(きょくとうこくさいぐんじさいばん)

1946~48年,太平洋戦争における日本のA級戦犯28名に対し,アメリカ,イギリス,中国,ソ連をはじめとする連合11カ国が行った国際裁判。別名東京裁判といい,45年にニュルンベルクで開かれたナチスに対する軍事裁判と対をなす。裁判では46年1月の極東国際軍事裁判所条例にもとづいて始められ,満洲事変以来の日本の戦争責任が追求された。被告のうち病気もしくは死亡の3名を除いて全員有罪とされ,東条英機(ひでき),広田弘毅(こうき),板垣征四郎(せいしろう),土肥原(どひはら)賢二,木村平太郎,武藤章,松井石根(いわね)の7名は絞首刑となった。大規模な公開裁判として多くの証拠が提出されたが,天皇の戦争責任の棚上げ,アメリカ側の原爆投下に対する不問,A級戦犯認定の不公平さなど,「勝者の裁き」的色彩の強い裁判とされている。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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