キケロ

Marcus Tullius Cicero 前106~前43 古代ローマの政治家,文人,雄弁家。ラティウムのアルピヌム生まれ。騎士の出身。告訴,弁護など法廷を舞台に政界に進出した。前63年コンスルのとき,カティリナの陰謀を破り国父の尊称を得た。共和政の擁護者で,カエサルとしばしば対立したが,カエサル没後はアントニウスと対立,暗殺された。書簡,演説,哲学的著述などを多く残し,その文章はラテン散文の範とされる。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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