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国家独占資本主義(こっかどくせんしほんしゅぎ)

Staatsmonopolistischer Kapitalismus 国家の系統的・機構的な介入と統制によって支えられている現代独占資本主義をさすマルクス主義の用語。管理通貨制,財政政策などを特徴とする。第一次世界大戦中の戦時経済についてレーニンが初めてこの用語をつくったが,ふつうは1929年大恐慌以後のニューディールやナチズム経済に端を発し,第二次世界大戦後に主要資本主義国で確立したとされる。これを「傾向」とみるか,「段階」とみるかで論争があった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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