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国連憲章(こくれんけんしょう)

Charter of the United Nations 国際連合の法的基礎であるその設立条約。ダンバートン・オークス提案(1944年10月)をもとに,サンフランシスコで憲章制定の国際会議が開催され(45年4月25日~6月26日),提案に修正,追加をして,会議最終日(6月26日)に国連憲章が採択,署名された。原加盟国は51カ国,同年10月24日発効。この日を記念して,毎年国連デーとして式典が催される。国連憲章は,前文および19章111カ条からなり,国連の目的,原則,加盟国の地位,主要機関,紛争の平和的解決,平和に対する脅威,経済的および社会的国際協力など,国連の組織法に関する規定とともに,主権平等や武力不行使義務など,国際法の基本原則をも含んでいる。第二次世界大戦後締結された条約の多くは,国連憲章の目的,原則を守ることを規定している。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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