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後氷期(こうひょうき)

ド・イェール(De Geer, G.)は氷縞(ひょうこう)粘土を特徴づける縞目の層理に夏縞と冬縞を発見したことから,これが1年の周期を表しているという推定にもとづいて氷床の年代測定を行った。ヨルディア海の時代の終りに氷床が南北2カ所に分かれた時期を氷縞粘土の曲線のうちにもとめ,これを年数算出の基準として零年とした。この年を紀元前6839年と推定し,それ以前を「晩氷期」,以後を「後氷期」と呼んだ。ただし,今日では最後の氷河期が終ってから以後の時代をさすのに用いられる。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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