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クルグズ・ソヴィエト社会主義共和国(クルグズ・ソヴィエトしゃかいしゅぎきょうわこく)

ソ連を構成していた共和国の一つ。1924年に,トルキスタン自治ソヴィエト社会主義共和国の一部からカラ・クルグズ(翌年クルグズに名称変更。ロシア語ではカラ・キルギスからキルギスに変更)自治州がつくられ,26年に自治共和国,36年に連邦構成共和国に昇格。首都フルンゼ(ロシア語での旧称ピシペク,現ビシケク)。20世紀初頭からロシアの農業移民が流入し,1916年の中央アジア大反乱の際には,ロシア人とクルグズ人の流血の紛争が起きた。ソ連時代には伝統的な畜産のほか鉱業,水力発電,南部での綿作が発展した。東部の湖イッシク・クル(クルグズ語ではウスク・キョル)は保養地として知られた。南部のオシュでは90年にクルグズ人とウズベク人の紛争が起きた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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