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櫛目文土器(くしめもんどき)

Kammkeramik ユーラシア大陸の北部に分布の,櫛歯様の施文具をもって陰刻(いんこく)した幾何学文様を持つ土器。器形は尖底(せんてい)または丸底砲弾形で,斜めの短線を横につらねた帯状文,または大型点紋ないしは刺突文(しとつもん)をつける。ヴォルガ川上流,オカ川流域に発生,フィンランド,中央ロシア,シベリア,イェニセイ川流域のクラスノヤルスク,ミヌシンスク地方に多い。内モンゴル,朝鮮半島にも分布。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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