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マハーバーラタ

『ラーマーヤナ』と並ぶ古代インドの二大叙事詩の一つ。18巻約10万詩節よりなる。祖形は前5世紀頃にあり,現在の形は5世紀頃にまとめられた。バラタ族のいとこの間の王位継承をめぐる戦争のいきさつを描く。多くの神話,伝説などが散在し,ヒンドゥー教に関する百科全書を思わせる。第6巻にある『バガヴァッド・ギーター』は有名。近世のインド諸語にも訳され,南アジア,東南アジアの宗教・文化に大きな影響を与えた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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