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マヌ法典(マヌほうてん)

古代インドの法典。西暦前後の作。12章2685詩句からなる。それ以前の法典を集大成して,宗教的・社会的規範を述べたもので,法規定は詳しく体系化されたが,全編の4分の1を占めるにすぎない。全編4種姓(ヴァルナ)の差別とバラモンの特権的地位を強調している。その後長い間インドで尊重されただけでなく,東南アジアの諸法典に大きな影響を与えた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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