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「マニフェスト・デスティニ」

Manifest Destiny 「明白な運命」と訳される。アメリカの西方への領土拡大は神から与えられた運命であり,自由とデモクラシーの拡大と同義であるとして,領土拡大を倫理的に正当化しようとする思想。1845年にジャーナリストのジョン・L.オサリヴァンがこの言葉を初めて使い,40年代のテキサス併合,オレゴン領有,ニューメキシコとカリフォルニアの獲得を正当化するスローガンとなった。またのちにはハワイ併合時に再浮上するなど,帝国主義を正当化するスローガンともなった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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