マジャパヒト王国(マジャパヒトおうこく)
Majapahit 1293~1527? ジャワの王国。クルタナガラ王の招いた元寇(げんこう)の混乱のなかから,その女婿ウィジャヤが建国。14世紀半ばハヤム・ウルク王のとき,名宰相ガジャ・マダにより最盛期を迎え,『ナーガラクルターガマ』はその支配が現在のインドネシアからマレー半島に及んだとする。15世紀後半にマラッカ王国に交易支配権が移り,衰退に向かった。最後にして最も栄えたインド的な姿のジャワの王国だが,その文学,建築,美術は著しくジャワ的にデフォルメされた姿を示している。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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