マケドニア朝(マケドニアちょう)
867~1056 ヴァシリオス1世が創始したビザンツ帝国の王朝。統治初めの約160年間に,帝国中期の全盛時を実現。961年クレタ島,965年キプロス島を占領してこの地方の制海権を確保し,アルメニア,シリアを領土に加えた。バルカン制覇を狙うブルガリアを1018年に征服。1020年代に南イタリア領を確立した。中央集権と強力な軍隊とあいまって,国家独占の手工業と貿易が経済的繁栄をもたらし,ロシアのキリスト教化によってビザンツ文化をロシアに及ぼした。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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