メス

Metz メッツともいう。フランス東部,ロレーヌの主要都市。古くから交通の要衝として知られ,12~15世紀には帝国自由都市として繁栄した。16世紀にフランス領となって以来,軍事的性格を強め,特にナントの勅令廃止によって商工業者が離散してからは経済活動は衰えた。プロイセン‐フランス戦争ではここで激戦がなされ,戦後ドイツ領となり,第一次世界大戦後再びフランス領になった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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