ミイラ

mummy 古代エジプト,インカなどの保存死体。脳髄,内臓を除き(内臓壺カノポスに納める)ナトロン(天然炭酸ナトリウム)で脱水したあと,亜麻布に包んで棺に納める。不死,永生の信仰から生まれ,最古のミイラはイシスが墓の神アヌビスとともにつくったオシリスのものであるという。保存度のよいもの(トトメス3世,ラメセス2世など)は生前そのままである。人間のみならず,牛,猫,鷹などもミイラにされた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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