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モンスーン

mawsim[アラビア],monsoon[英] 語源はアラビア語で「季節」および季節的な諸行事をさすが,一般的には夏季と冬季で風向が逆転する季節風をいう。世界各地でみられる気象現象であるが,歴史的に重要なのは,これが海上輸送に盛んに利用された東南アジアからインド洋北部域のそれである。インド洋のそれは,これの利用法を発見したとされる航海者にちなんだ「ヒッパロスの風」という名で,1世紀の文献に現れる。一方,東シナ海のモンスーンの利用は,文献上は法顕(ほっけん)の記録が最初である。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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