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ムッソリーニ

Benito Mussolini 1883~1945 イタリアの政治家。父親は急進的な社会主義者。1902年スイス滞在期に革命グループと接触し,帰国後イタリア社会党に入党。党内では左派に属し,機関誌『前進』(Avanti! )の編集にあたった。第一次世界大戦に参戦を主張して党から除名され,独自に『イタリア人民』(Popolo d'Italia )紙を発刊して参戦宣伝を行った。第一次世界大戦後はファシズム運動を起こし,22年ローマ進軍を背景に首相となり,22~43年ファシズム体制の独裁者となった。43年7月ファシズム大評議会で不信任を受け,国王から首相職を解かれ逮捕される。のちドイツ軍に救出され,北イタリアにイタリア社会共和国を建てたが,45年4月パルチザンに捕われ銃殺された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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