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ムスリム商人(ムスリムしょうにん)

アラブの隊商による商業活動は,少なくとも紀元前10世紀頃から知られている。イスラーム時代に入ると海上貿易も盛んとなり,東アフリカ,インド,東南アジアから中国の沿海部各地にもくるものが多かった。内陸通商も活発で,北欧,中央アジア,シベリア方面にまで往来した形跡がある。ことに9世紀頃から15世紀末にかけて,インド洋貿易の中心だったが,ヨーロッパ人の来航後は衰えた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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