生没年不詳 1~2世紀のインド仏教学者。南インドのバラモンの出身。小乗(上座)教学を修め,大乗経典に精通し,大乗仏教の根本教義を「般若(はんにゃ)の空観」に求めて,『中論』を著し,大乗教学を樹立した。彼の哲学はその後中観(ちゅうがん)学派において発達し,彼は「八宗の祖師」と仰がれている。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう
この記事が気に入ったらいいね!しよう