ネロ

Lucius Domitius Ahenobarbus Nero Claudius Caesar Augustus Germanicus 37~68(在位54~68) ローマ皇帝。治世の初期5年間は近衛都督ブルス,哲人セネカの後見で善政をしいたが,前者が病死し,後者が引退後,暴虐の性格を現し,母・妻を殺害した。64年のローマ市の大火の罪をキリスト教徒に帰して迫害した。芸術を愛好しギリシアに旅行,競技に出場した。ガリアの反乱に端を発し,元老院,近衛兵に見捨てられ,ローマから脱出,自殺した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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