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二民族論(にみんぞくろん)

Two Nation Theory 主に独立前のインドにおいて宗教を基礎にしてヒンドゥー民族とムスリム民族に分ける主張をさす。イギリスからインド独立が具体的政治日程となる過程で,インド帝国内の少数派たるムスリムは多数派ヒンドゥーとの関係を改めて問われることとなった。その過程でムスリム連盟指導者ジンナーは,1940年のラホール大会でムスリムとヒンドゥーは別個の民族であるとし,インド西北および東部のムスリム多数地域はまとまって独立国を構成すべきと主張した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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