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日独伊防共協定(にちどくいぼうきょうきょうてい)

1936年11月,コミンテルン活動に対する情報交換,および一方がソ連と開戦した場合,他方はソ連に有利な行動を控えることを骨子として,日本,ナチス・ドイツの間で締結され,翌37年イタリアが加わった。この条約は日本が枢軸陣営に加担する大きな一歩となった。当時スペインやフランスでは人民戦線が成立し,中国でも抗日民族統一戦線が結成されるなど,ヨーロッパ,アジアで孤立していた日本,ドイツ,イタリアが提携することによって国際社会で有利な地歩を得ようとしたが,結果はその孤立をますますきわだたせることとなった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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