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恩貸地制(おんたいちせい)

beneficium 封建主君が自己の家臣に封土(土地)を授与する制度。ベネフィキウムは恩恵を意味し,戦士に土地が与えられる際,通常軍事義務以外はなんの負担も伴わなかったからこの語が用いられた。その従士制との結びつきが一般に封建制成立の標識とされている。カロリング朝は,早くからこの制度を,王領とともに収公した教会領をあてる形で採用し,その重装騎兵軍を維持して実権を確立した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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