オーリニャック文化(オーリニャックぶんか)
Aurignac 後期旧石器時代文化で,ヨーロッパが中心。名称はラルテーが,1860年にフランス,オート・ガロンヌ州オーリニャック洞窟を発見したことによる。ヴュルム第1間氷期から更新世(こうしんせい)末期まで続いた。主な石器は石刃(せきじん)(ブレード)であり,他に石匕(せきひ),石鑿(いしのみ),刻刀(ビュラン)などがある。南フランスおよび北スペインのいわゆるフランコ・カンタブリア芸術の初現も,中期オーリニャック期にあったといわれる。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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