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オランダ独立戦争(オランダどくりつせんそう)

ネーデルラントでスペイン・ハプスブルク家による集権化とカトリックの強制に反対して起こった戦争。オランダでは八十年戦争(1568~1648年)という。北部の大貴族の異議申し立てに下級貴族やプロテスタントの市民層が加わり,1568年に始まった。北部7州はユトレヒト同盟を結んで,81年独立を宣言。カトリックの多かった南部ネーデルラント(今日のベルギー)は脱落してスペイン領に留まった。1609年にスペインとの和平が実現して,実質的な独立を達成したが,正式承認は48年のウェストファリア条約を待たねばならなかった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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