オランダ総督(オランダそうとく)
stadhouder[オランダ],stadholder[英] ブルゴーニュ,ハプスブルク家支配下のネーデルラント諸州に置かれた君主権を代行する職であったが,独立後のオランダ連邦共和国においても残存し,しかもオラニエ・ナッソウ家出身の大貴族によって世襲されたため,その有した広範な軍事・行政権のゆえに,元来は各州議会によって任命される官吏にすぎなかったものが,あたかもオランダを代表する君主たる観を呈した。1795年オランダ連邦共和国が解体させられるのを期に廃止された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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