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ラーマ信仰(ラーマしんこう)

『ラーマーヤナ』の主人公ラーマ(ラーマチャンドラとも呼ばれる)に対する信仰。『ラーマーヤマ』の新層部分でヴィシュヌの化身(けしん)とみなされ神格化された。15世紀のラーマーナンダはラーマと妻シーターへのバクティを説き,カースト否定の宗教運動を行った。しかしラーマ信仰は,ラーマの神格化に伴い妻シーターを女性として,彼の従者ハヌマーンを力強く従順なヒンドゥー教徒として,ラーマの治世を理想的国家とする政治的・社会的側面をも持つ。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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