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ラパロ条約(ラパロじょうやく)

Rapallo イタリアのラパロ(ジェノヴァの近く)で結ばれた次の二つの条約をさす。・〔1920〕1920年11月12日,イタリアとユーゴスラヴィアが結んだ条約。両国間の係争の地フィウメに関し,その一部をユーゴスラヴィア領とし他を独立自由市とすることを定めた。・〔1922〕1922年4月16日,ジェノヴァ会議に出席中のソヴィエト・ロシアとドイツの代表が調印した条約。ソヴィエト政権を承認した最初の例である。賠償の相互放棄,ドイツのソ連新政権に対する債権放棄,外交関係の回復,最恵国待遇の適用,経済関係の促進を約し,両国の国際的地位の回復に役立った。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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