ラテラノ協定(ラテラノきょうてい)
Patti Lateranensi[イタリア],Lateran Treaty[英] 1929年2月,イタリア政府(ムッソリーニ)とローマ教皇庁(ガスパッリ枢機卿)の間で結ばれた協定。二つの協定からなり,一つは教会の国家からの独立を保障し,ヴァチカン市国の成立をもたらした。もう一つのコンコルダート(政教協約)は教会に属する権限と国家に属する権限との関係を規定したもので,初中等教育における宗教教育の義務化などが定められた。これらの規定は1984年の第2次コンコルダートの締結により部分的に修正された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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