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ラス・カサス

1474~1566 スペイン,ドミニコ修道会の修道士。16世紀前半,スペインのアメリカ大陸征服,植民の法的根拠について行われた論争のなかで最もラディカルな立場に立ってエンコミエンダ制の批判を展開し,「インディオ擁護者」の称号を王室から与えられて,その植民地政策に大きな影響を与えた。その著『インディアスの破壊についての簡潔な報告』(1553年)は全ヨーロッパ的な反響を呼び,スペイン人の残虐性に関する「黒い伝説」発生の一因となった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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