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ラージプート

インドのカースト。ガンジス川中流域以西の北インドに広く分布。主に政治,軍事,農業に従事し,クシャトリヤとされる。7世紀以降ラージャスターン地方一帯で王家を構成した諸氏族がその始まりとされる。氏族的紐帯の強い政体を構成し,ムスリム政権支配期においてもヒンドゥーの在地勢力として,政治史上重要な位置を占めた。特にムガル期には帝国軍の中核としてムガル体制を支える一方で,その後半期には各王家が独立,ムガル帝国崩壊の一因ともなった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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