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レーム事件(レームじけん)

1934年6月30日,親衛隊(エス・エス〈SS〉)がヒトラーの指揮のもと,軍部の協力を得て,突撃隊(エス・アー〈SA〉)幹部,保守派などの反対派を殺害した事件。犠牲者は100名を超える。殺害行動は事後合法化された。ヒトラー政権成立後活動の場を失った突撃隊指導者レームが,突撃隊の正規軍化,「第二革命」を要求したのに対し,レームの謀反を口実に突撃隊の影響力排除を図ったもの。親衛隊の権力が拡大するきっかけになった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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