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領邦国家(りょうほうこっか)

Territorialstaat 13世紀以降1871年の統一まで神聖ローマ帝国ないしドイツ連邦を形成した地方国家。封建国家が絶対主義国家へ発展する際,全ドイツの国家的統一が挫折し,国家形成が地方国家ごとに行われたドイツ特有の現象で,ウェストファリア条約により国際的にも国家的存在としての承認を得た。領邦君主は皇帝権から独立した一国の王で,これに領邦を代表するものとして貴族,聖職者,都市からなる領邦議会が対立していた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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