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リトアニア

Lithuania バルト三国のうち,最南に位置する共和国。バルト系諸民族が居住していたこの地は,13世紀にドイツ騎士団の脅威にさらされたが,13世紀前半にリトアニア公国が形成された。その後,カトリック化,ポーランド化が進み,1386年にリトアニア‐ポーランド王国が成立し,1569年のルブリン連合で,事実上ポーランドの属領となった。しかし,1795年の第3次ポーランド分割で,大公国領の大部分がプロイセン領,ロシア領となった。ロシア領リトアニアでは,19世紀からロシア化政策が強化されたが,それに対する抵抗運動が高まり,1918年には独立を宣言,20年に共和国となった。しかし40年,再びソ連に併合された。80年代後半には,ソ連でのペレストロイカの進行に伴い,独立運動が盛んになり,91年独立回復を果たした。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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