1. 用語
  2. 世界史 -り-
  3. 李贄(りし)

李贄(りし)

Li Zhi 1527~1602 明末の思想家。福建省晋江の人。字は卓吾(たくご)。官途につき知府となったが,辞任後は著述に専念。陽明学左派の第一人者で,仏教を信じ,純真な心を童心と称して尊んだ。儒教の礼教主義を偽善として徹底的に排撃したため捕われ,獄中で自殺した。『焚書』(ふんしょ)『蔵書』をはじめ,『水滸伝』(すいこでん)の批評本など多くの著作があり,儒教の反逆者としてその思想は独特なものとして注目されている。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう