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ロンドン海軍軍縮会議(ロンドンかいぐんぐんしゅくかいぎ)

London Naval Conference ワシントン会議での海軍軍縮条約の改訂および1927年のジュネーヴ海軍軍縮会議でまとまらなかった補助艦問題を新たに審議するため,30年1~4月,ロンドンで開催された会議。参加国はイギリス,アメリカ,日本,フランス,イタリアの5カ国。仏伊は途中で脱退し,英米日3国が一定の比率で主力艦,航空母艦,巡洋艦,駆逐艦,潜水艦をそれぞれ縮減することを決めた。主力艦の数は英米各15隻,日本9隻。条約は6年間有効とし,35年に新条約協定の会議が開催されることになっていた。35年12月から翌年にかけての第2次ロンドン海軍軍縮会議には,イタリアが参加せず,また日本は英米両国との同率のトン数を主張したため,会議は失敗した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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