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ロシア‐モンゴル協定(ロシア‐モンゴルきょうてい)

1912年モンゴルの独立に関するロシア‐モンゴル間の協定。モンゴルは辛亥(しんがい)革命による中国の政局不安定に乗じ11年12月独立を宣言し,ロシアの支援を求めた。ロシアはこれに対し独立は外モンゴルの範囲にとどめ,独立宣言を自治要求にかえさせようとして交渉し,12年ロシアとジェブツンダムバ・フトクトの間に協定が成立した。その要点はロシアはモンゴルの自治権を承認し,モンゴル政府が他国と条約を結ぶときはロシアの承認を要する,などであった。この協定により実質的には外モンゴルをロシアの保護国とする体制がつくりあげられた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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