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ルワンダ

Rwanda 中部アフリカの内陸国。19世紀末にドイツが植民地化したが,第一次世界大戦後はベルギーが実質的な植民地経営を行った。1959年に人口的多数派のフツ人エリートが権力を握り,62年の独立後は彼らが少数派のツチ人を差別しつつ政権を独占した。これに対して,難民化したツチ人を中心とする反政府勢力「ルワンダ愛国戦線(RPF)」が90年に侵攻し,94年には内戦に勝利した。この過程で,政権側の扇動を背景にツチ人などに対する虐殺が起こり,大量の犠牲者が出た。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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