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ルカーチ

1885~1971 ハンガリーの哲学者。ドイツに学び,帰国後共産党に入党,1919年にハンガリー・ソヴィエト共和国の教育文化相となる。ハンガリー革命崩壊後ウィーンに亡命,『歴史と階級意識』などを著すが,党主流からは批判される。33年ソ連に亡命。第二次世界大戦後帰国し,ブダペシュト大学教授となる。『若きヘーゲル』や『理性の崩壊』などを著してマルクス主義哲学者として活躍し,56年のハンガリー事件に際してはナジ政府に参加。思想的にも政治的にも党の教条主義的主流からは批判を受け続けた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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