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「三世紀の危機」〔ローマ〕(さんせいきのきき)

セプティミウス・セウェルス一族の皇帝が反乱によって途絶えて以後(235年~),ローマ帝国が軍事的混乱に陥った時代。各地方のさまざまな民族からなる軍団が皇帝を擁立してはすぐに倒され,外からはゲルマン人,ペルシア人が侵入,経済活動は停滞し,都市は重税を課されて衰退した。貴族層は没落し,バルカンなど辺境出身の軍人皇帝が主導権を握るようになり,その一人ディオクレティアヌスが安定をもたらした。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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